Street dogs & cats

タイのバンコクで野良犬・猫保護活動をしています。 現地での野良事情を伝えたいと思います。

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タイの野良犬事情

11月1日のNHK BSで放送された「地球アゴラ犬は友だち世界のペット事情」を録画して送って頂いたものをやっと見たのですけど、その中でタイの野良犬事情についても語られていましたが、多くの方に誤解を与えてしまっていると思うので、バンコクで保護活動をしてる者として事実を書かせて頂きます。

見てない方はご覧下さい(以下をクリックしてください)

地球アゴラ犬は友だち 1/5
地球アゴラ犬は友だち 2/5
地球アゴラ犬は友だち 3/5
地球アゴラ犬は友だち 4/5
地球アゴラ犬は友だち 5/5

街中の様子ですが、あれはどこでも見られる光景です。皆さんはあれがのどかで平和だと思いますか?
あの人々は犬たちに餌をやるだけで何もしてないと思います。あそこに映ったオス犬は去勢されてませんね。あの太りすぎの犬はある意味虐待だと思うんです。本当に犬のことを考えているのなら、あんな風にはならないでしょう。

これを見た在タイ日本人獣医さんは、「獣医の立場として言わせてもらえば、タイの野良犬事情という内容の中で狂犬病のことをさらっと流しすぎてる、狂犬病こそなくさなければならない一番重要なことなのに」と言ってました。本当にその通りです。

日本のようにすぐ捕まえられて殺処分ってことがないだけがマシなのでしょう。そこだけがクローズアップされてましたね。
けれど、タイの野良犬が平和かといったらそうじゃないですね。
狂犬病があり、毎年人が死んでるのだから、野良犬がいいわけないんです。

聞いた話ですが、ワクチンを接種させたり、避妊・去勢を行ってる自治体もあるようですが少ないと思いますね。とてもあの方が言ってたように地域ぐるみで犬をかわいがってると、私には思えません。
実際、ああいうところから私たちが手術とワクチン接種させたりしてるのですから。

あるドッグスクールオーナー(タイ人)であり、保護活動に理解のあるPさんは「タイ人は餌をあげる人はたくさんいるけど、それ以上の責任を誰も持ちたがらない」と言ってます。だから私たちのような保護活動者が大変な思いするんですよね。。。 彼女の経営するドッグスクールでも犬を預けて引き取りにこない人がいるそうで、そういった犬たちの里親探しをしてるそうです。

私の近所の市場も同じでした。人々はただ餌をやるだけで何もしないから犬が増え続けているのです。私がたまたま発見したので、捕獲してメス犬3匹の避妊手術をさせました。費用は私たち捕獲者が負担しました。
無責任です。
餌あげてるからかわいがってるように「見えるだけ」です。
餌やりだけではかわいがってるとは言えませんよね!
かわいがるなら最後まで責任持て!といいたいです。

あの画面に映ってたお寺ですが、あの多くの犬たちはどこから来たと思いますか?僧侶が好きで飼い始めたと思いますか?
それは人がお寺に捨てていくからです。画面の日本語字幕には出てませんでしたがあの僧侶は「80%はこの辺からやってきた」と言ってます。タイではお寺に犬を捨てていく人がたくさんいるのです。

犬の数が増えるとお金もかかります。あるお寺では不況で捨て犬の数が増えすぎて悲鳴をあげてるところもあると聞いてます。僧侶と言えども全員が犬好きとは言えず、信じられませんが自分たちで『毒殺』したり人を雇って『殺処分』させたり行政に捕獲してもらったりしてるお寺があります。これは私の友人(タイ人)で十数年保護活動をしているタリニーさんに聞いた事実です。(彼女の許可を得て書いてます)ある寺では虐待も行われており、犬が好きな人がいつも彼女の助けを求めてきます。タリニーさんはこんなことは日常茶飯事でなかなか表に出てこないのよと言ってます。つい最近も外国人でタイで10年保護活動続けてる友人からも同じようなことを聞いたばかりです。これは私もショックでした。

「僧侶が犬を殺すなんてことがあっていいの?」という私の質問に
タリニーさんは「モノとしか見てないのよ」私は言葉を失いました。「あなたも知らないことがまだまだあるわね。もっとひどい話もいっぱいあるよ。徐々に教えてあげるけど、今まで以上にショック受けるかも。でも日本人でタイの野良犬が幸せだと思ってる人たちに事実を書いてほしい」

タイでは殺処分がないと表向きにはそうなっています。行政が捕獲した犬たちはバンコクの仮の収容所に置かれその後郊外の収容所に運ばれます。郊外の収容所まではバンコクから車で3時間かかります。そのトラックですが60匹しかつめないところ、100匹もぎゅうぎゅうつめにして連れて行くので道中、弱ってしまう犬もかなりいるそうです。確かに殺しませんけど、劣悪環境の中、命を失う犬も多いです。大型も小型も皆、いっしょくたにするのでかみ殺される犬もいるし、常に食料が不足しています。病気になっても治すことはできません。なぜなら予算が足りないからです。

行政は殺処分しませんが、民間レベルでは行われています。
ムーバーンと呼ばれる場所(ムーバーンのムーとは村、バーンとは家、つまり大きな敷地の中に家がたくさんあって住宅街となっており、守衛もちゃんといます。共同で使える施設、公園やプールなんかもついてます)や、ゴルフ場、公立学校に野良犬が入った場合には、所有者にもよりますが殺処分が行われます。学校では犬とのトラブルがあった時には殺処分されてしまいます。方法はほとんどが毒殺です。苦しんで死ぬのです。

現在、唯一動物を守る法律というのは「虐待したら1000バーツ(約3000円)の罰金」それだけだそうです。しかしながら逆恨みなどのトラブルを避けるため通報する人はほとんどいないそうです。

去年、バンコク都によせられた苦情で一番多かったのはねずみと並んで野良犬でした。これでもタイ人が野良犬をかわいがっていると思えますか?
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| 野良事情 | 19:07 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

No Title

norarescueさん
タイでの動物保護ボランティア活動頑張ってくださいね。
楽しみに読ませていただきます。

| ママリン | 2009/12/12 11:30 | URL | ≫ EDIT

Re: No Title

ママリンさん

ありがとうございます。
書くのが下手なんですけど頑張りますのでよろしくお願いします。

| norarescue | 2009/12/12 18:01 | URL |















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